欧米の年中行事

日本にも沢山の行事があるように、欧米にも欧米らしい沢山の行事があります。
その中でも日本でも知られているいくつかの行事について紹介していきたいと思います。

バレンタインデー

セントパトリックスデー

イースター

独立記念日(アメリカ)

ハロウィーン サンクスギビング クリスマス


バレンタインデー(Valentine's Day)

3世紀のローマでのこと。当時の皇帝クラディウス二世は、兵士が結婚すると兵役がおろそかになるとし、結婚を禁止しました。
ところが、キリスト教祭司であるバレンチノ(Valentine)は、かわいそうな兵士をみかねて、秘密に結婚をさせていました。
それが皇帝の知られるところになり、バレンチノは捕まり、当時迫害されていたキリスト教からローマの宗教へ改宗させようと
させられましたが、それを拒否したため、ついには西暦270年2月14日に処刑されてしまいました。
その聖バレンチノ(英語ではバレンタイン)を記念して設けられたのがバレンタインデーです。

日本ではバレンタインといえば女性から男性にチョコレートを送るのが一般的ですが、欧米では女性に限らず、男女間、家族、
友達同士でプレゼントを交換します。プレゼントの内容も花や、クッキー、チョコレート、手紙、カードなど様々です。
セントパトリックスデー(St. Patrics Day)

セントパトリックスデーとは、アイルランドの国民の祝日で、アイルランドに住む人たち、そして世界各地に住むアイルランド系の
人たちがこの日を祝福します。この祝日の名前にもなっているセントパトリックとは、5世紀ごろ、それまで異教徒の地だった
アイルランドにキリスト教を広めた宣教師。彼はキリスト教を広める際、クローバーの一種であるシャムロックという植物を使い、
3枚の葉を神と、キリスト、精霊にたとえてそれぞれが一体であるという「三位一体」を説いたそうです。そんなセントパトリックは
現在アイルランドの守護聖人ととしてあがめられ、彼が永眠した3月17日がセントパトリックスデーとしてお祝いされているの
です。

セントパトリックスデーには、何か「緑色のもの」を身に付けてお祝いします。この緑色には友情の意味もあり、現在ではセント
パトリックスデーは「友情について考える日」としても知られています。最近は日本各地でも3月17日前後にセントパトリックス
デーのパレードが行われていますので、機会があれば何か緑色のモノを身に付けて参加してみてはいかがでしょう?
イースター(Easter)

キリスト教のお祭りのひとつで、イエス・キリストの復活を祝う日です。しかし、元々はキリスト教とは関係のない、春のお祭り
だったものが、キリスト教の布教にともない、その意味を変えて普及していったともいわれます。
イースターは、春分の日のあと、最初にやってくる満月の次の日曜日と決められています。毎年日にちは違います。

イースターといえば「イースターエッグ」と呼ばれるカラフルなたまごや、「イースターバニー」と呼ばれる子ウサギ。
卵は「誕生」、ウサギは子だくさんなことから「繁栄」のシンボルとされており、イースターエッグはイースターバニーが運んでで
くるといわれています。他にも、白ユリ、ひよこ、ちょうちょ、あひるの子、小鳥といったものもイースターのシンボルで、どれも
春の「新しい命」を意味します。

イベントとしては、「イースターエッグ」を隠して子供達に探させる「エッグハント」などが有名です。
独立記念日(アメリカ)(Fourth of July)

説明するまでもないかもしれませんが、アメリカの独立記念日とは1776年7月4日にアメリカ独立宣言が署名された日です。
日本では「独立記念日」と言いますが実際アメリカでは単純に"4th of July"(フォースオブジュライ)と言うことが一般的です。
シンボルカラーはもちろん赤、白、青。星条旗の色です。アメリカにとって独立記念日はとても愛国的なお祭りなので、この頃
になると星条旗模様をあしらったグッズが沢山売られます。
また、アメリカで独立記念日といえば「花火」。この時期になると各地で花火大会が開かれます。
ハロウィン(Halloween)

ハロウィンの起源は、今から約2000年前、アジアからヨーロッパへと移住してきた古代ケルト人の儀式にあると言われていま
す。当時のこよみでは11月1日が新年で、その前夜には死者の魂が家に戻り、悪霊や魔女がさまよい歩くと考えられていま
した。
そこで人々は死者の道しるべとしてかがり火を焚き、死者の魂に食べ物を捧げました。このかがり火は悪霊を追い払う意味も
あったようです。

その後、この儀式に古代ローマの「収穫祭」が融合し、さらにキリスト教が伝来すると11月1日はすべての聖人と殉職者を記念
する「All saints day」として知られるようになりました。そしてその前日は「All Hallow's eve」(聖なる夜)と呼ばれ、それがHalloweenになったとされています。

仮装の習慣は、地上に降りてきた悪霊や魔女よりも更に怖い格好をして追い払おうとした、といわれています。ちょうちん(ランタン)を飾るのもやはり同じ理由です。またこのちょうちんは今となってはオレンジのカボチャが有名ですが、元々はこの時期が収穫時期だったジャガイモやカブで作られていたそうです。

「Jack-o'-lantern」の由来
昔アイルランドに、「どけち」で有名なジャックという男がいた。生前、悪魔をだまして取引をしたため、死後天国にも地獄にも行けずさまよっていた。悪魔からは地獄の火を投げつけられ、ジャックは熱さのあまり、たまたま持っていたカブの実から中身を取り出して、そこにその火を入れてさまよえる魂になった。それがアメリカでカブからカボチャに変わり、現在に至る。

「Trick or treat」の意味
「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!」ハロウィーンでは子供達が夜仮装をしてこう言いながらお菓子をもらう。大人達は
チョコレートやキャンディを用意して子供達に渡します。
サンクスギビング(Thanksgiving)

11月第4木曜日にアメリカで行われる行事。サンクスギビング当日〜週末にかけて大抵の会社・学校が休みになる。

サンクスギビングの起源は1620年12月26日に、イギリスの清教徒団”ピルグリム・ファーザーズ”が、イギリスの宗教弾圧か
ら逃れるため「メイフラワー号」でアメリカマサチューセッツ州のプリマスに到着したことにあります。その年の冬は寒さが厳しく、
100人ほどいた清教徒のほとんどが飢えや寒さで命を落とし、50人程度にまで人数が減ってしまいました。しかし、先住民である
インディアンの助けを借り春、夏と一生懸命働いた清教徒達は、結果として秋に収穫を迎え、それを祝うため教会に集まり会
食を催して神に感謝を捧げました。その際、インディアン達も招かれ、インディアン達は七面鳥や鹿の肉を持ってきた。これが
サンクスギビングの始まりです。

現在ではサンクスギビングには家族が集まり、七面鳥の丸焼きやパンプキンパイなど沢山の食べ物を作り楽しみます。
クリスマス(Christmas)

日本でもすっかりお馴染みのクリスマス。しかし、日本と違いクリスマスに恋人同士で甘い夜を・・・という過ごし方はしません。
クリスチャンにとってクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う大切な記念日であり、アメリカなどではクリスマスには家族で
過ごしクリスマスディナーを楽しみます。またアメリカではクリスマスにはやはり七面鳥やチキンを食べますが、ヨーロッパでは
魚料理が多いようです。

クリスマスカード
日本ではお正月に「年賀状」を送りますが、欧米でそれにあたるのがクリスマスカードです。宗教の違いなどから「Season's
Greeting(季節のあいさつ)」などと書かれたカードも多いですが、大抵クリスマス時期に届くように送ります。

サンタクロース
サンタクロースの起源はキリスト教以前にもあったようですが、基本的には聖ニコラウスが起源とされています。彼はお金持ち
だったので、その富を周りの人に喜んで分け与えたと言われています。

クリスマスケーキ
日本でクリスマスケーキというと思い浮かべるのは・・・?イチゴののったショートケーキなど生クリームが塗られたケーキ
でしょうか。でも実はこれ、伝統的なクリスマスケーキではありません。私がアメリカに住んでいた頃はクリスマスというと日持
ちのするフルーツケーキを作る家庭が多かったように思います。これは、クリスマスは日本のお正月のように家族が帰省したり
、人が来たりするので、おせちのように日持ちのするケーキが必要だからと当時の私の家庭教師のアメリカ人が教えてくれま
した。

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